[判例]会社が両親に300万円支払いへ 新潟のパワハラ訴訟和解
新潟県燕市の元会社員玉橋亮治さん=当時(26)=がうつ病になり自殺したのは、上司のパワーハラスメント(パワハラ)が原因として、玉橋さんの両親が勤務先の会社と元上司らに計約4200万円の損害賠償を求めた訴訟は5日までに、会社側が300万円を支払うことで東京高裁で和解が成立ました。
和解したのは同県三条市のホームセンター運営会社「アークランドサカモト」。和解条項は玉橋さんへのパワハラや自殺との関係には直接触れず、会社側が「両親の心情を理解する」として和解金を支払うほか、パワハラによる被害の発生防止策の検討を含め、職場環境の改善に努めることを誓約ました。同社は「和解を機に職場環境のより一層の改善に努める」としています。