[年金・医療]国民年金の実質納付率(社保庁試算)3年連続50%割れ
社会保険庁が試算した2008年度の国民年金保険料の実質納付率は45.6%となりました。
社会保険庁は通常、所得が低くて保険料の支払いが免除・猶予になっている人を未納者と分け、計算式から除いて納付率を算出しています。7月31日に国民年金特別対策本部会議で発表した納付率は前年度に比べて1.8ポイント減の62.1%と過去最低を更新しました。実質納付率は猶予・免除者を含めて保険料を払った人の比率を示すものですが、こちらも3年連続で50%割れという試算結果となりました。
年齢層が若いほど納付率は低く、20~24歳は24.2%と、4人のうち1人弱しか保険料を払っていない計算で、強制加入の「国民皆年金」は空洞化が進んでいるといえそうです。