[年金・医療]国民年金入力ミス、推計42万件−社保庁調査
社会保険庁は11日、市町村が保有する紙台帳などの国民年金記録(約1億4000万件)から2000件余を社保庁のコンピューター記録と照合したところ、0.3%が一致しなかったとする調査結果を公表しました。全体では推計42万件に誤りがあったことになります。昨年の厚生年金のサンプル調査では、約560万件の入力ミスが見つかっており、改めて記録管理の不備が裏付けられた形となりました。
サンプル調査は、市町村の被保険者名簿2159件を抽出し、このうち、7件でコンピューター上の保険料納付記録などに誤りが見つかり、うち5人は年金受給者でした。受給者は平均年額10万3950円の年金が増加し、最も多い受給者の増額は年額21万7600円に上るということです。