[年金・医療]「経済苦」国民年金保険料の未納理由の6割
2008年3月末現在、国民年金の保険料未納者が433万人と、加入者全体の23.6%を占めることが、厚生労働省の「08年国民年金被保険者実態調査(3年に1度。未納者=06〜07年度中に一度も払っていない人)でわかりました。
未納者は05年の前回調査より62万7千人減りましたが、低所得等の理由で保険料支払免除の申請を行った人が58万4千人増えたのが要因です。
未納の理由としては、「保険料が高く、経済的に支払うのが困難」が64.2%で最も多く、次に「年金制度の将来が不安・信用できない」が14.3%となりました。
05年に低所得者の保険料納付を免除する制度の所得要件緩和により、申請者が計412万2千人に達しましたが、保険料を追納しなければ、受給する年金の増額につながらないとされています。