[労働法]足場から転落死 労災事故39件 2010年度
2010年度に作業員が建設現場の足場から転落死した労災事故は39件で、前年度より10件増加したことが17日、厚生労働省の調査でわかりました。
足場からの転落防止措置を守っていない現場の割合も前年度より増加していました。防止措置は09年に改正された労働安全衛生規則で義務付けられており、厚労省は事業者に徹底するよう促す方針です。
厚労省は規則改正により、事業者に作業員の足がでないような囲いや手すりの追加設置などを義務付けました。しかし、10年度に全国6433の建設現場で行った調査では約25%で守られておらず、09年度調査より約17ポイント悪化していました。