[労働経済]ジョブ・カード 6月末累計で10万人が取得
個人の職歴や資格などを記入して就職活動に役立てる「ジョブ・カード」を取得した人が6月末で累計10万人を超えました。雇用情勢が悪化する中で、カードを使って就職を目指す人が増えていることを裏付けており、今年3月末の取得者数は累計で約65,000人であったのが、4月から6月の3か月間で急増しました。
ジョブ・カードの仕組みは08年度から始まった制度で、主に正社員の経験が少ない人の技能や職業能力を企業が評価しやすいように、一定の書式に沿って職歴などを記す書類で、求職者が記入した後、ハローワークなどで専門家の助言を加えて交付されます。
カードを交付する就職相談の専門家は、国の講習を受ける必要があるが、この専門家の人数も7月末時点で約8,500人に達しました。専門家は、今年3月末には約7,000人でしたが、4か月で約1,500人増えたことになります。