[労働経済]新規求職申込件数は増加、求人・就職件数は減少、平成20年度職業紹介事業報告(厚労省)
厚生労働省は、11日、平成20年度の職業紹介事業報告の集計結果を公表しました。 それによると、新規求職申込件数は、有料職業紹介事業と無料職業紹介事業の全体で約306万件となっており、前年度の265万件に対して15.4%の増となりました。
内訳は有料職業紹介事業の新規求職申込件数が、285万件で対前年度比で16.6%の増。
一方、無料職業紹介事業が、21万5000件で対前年度比2.0%の増加となっています。無料職業紹介事業の対象者別にみると、「学生・生徒」「その他」が減少したものの、その他の項目は全て増加し、特に「農業の職業に従事する者」等が大きく増加しました。
また、常用求人数は、全体で約377万人となっており、前年度の387万人に対して2.7%の減となりました。このうち、有料職業紹介事業が、192万人で前年度の218万人に対して11.6%の減、無料職業紹介事業は、184万人で前年度に対して8.8%の増となっています。
無料職業紹介事業の対象者別にみると「学生・生徒」、「就職困難者」は大幅に増加したものの、「高齢者」は大幅な減少となりました。
常用就職件数は、全体で約41万4000件となっており、前年度の約42万件に対して1.7%減少しました。
詳細は厚生労働省のHPでご確認下さい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000321u.html