[労働経済]12月末時点の高卒就職内定率74.8% 下げ幅最悪
23日の文部科学省の発表によりますと、今年3月卒業予定の高校生の就職内定率は、12月末の時点で、74.8%だということです。2008年に比べ7.5ポイント減となり、この時期としては過去最大の下げ幅となりました。
就職を希望する生徒の約4分の1がまだ就職できていない状態ですが、昨年10月末時点では、前年同期比11.6ポイントの下落だったのと比べると、状況に改善の兆しも見られます。
男女別内定率は、男子が79.7%(08年同期比7.3ポイント減)、女子が68.5%(同7.8ポイント減)。男子2万1224人、女子2万4871人が未内定者です。
学科別内定率が低いのは、看護50.0%、普通65.1%、家庭69.7%。最も高いのは工業で88.4%。都道府県別で内定率が高いのは富山91.0%、福井88.7%、岐阜87.2%の順。低いのは沖縄46.0%、北海道56.2%、宮城62.9%、神奈川67.6%、大阪67.9%の順でした。