[年金・医療]無資格加入問題で埼玉県建築支部に立ち入り
大工などが加入する「全国建設工事業国民健康保険組合」(建設国保、本部・東京都中央区)に、建設業に関係ない無資格の加入者が多数虚偽加入していた問題で、東京都と厚生労働省関東信越厚生局は9日、埼玉県鴻巣市の埼玉県建築支部に国民健康保険法に基づいて立ち入り検査を行いました。同組合への立ち入り検査は、徳島県支部、本部に続いて3回目です。
都などのこれまでの調べで、本来は建設国保に加入資格のない株式会社などの法人事業所が、個人事業所だと偽って「偽装加入」している疑いが浮上しました。法人事業所にとっては、個人事業所を偽装することで、厚生年金などの事業主負担を逃れるメリットがあります。都などは実態把握が必要であると判断し、偽装加入が行われている可能性がある県建築支部に立ち入り検査に入りました。