[年金・医療]国民年金納付率59・4% 過去最低を更新へ
厚生労働省は1日、平成21年4月から今年2月までの国民年金保険料の納付率が59.4%だったと発表しました。20年同期の61.5%から2.1ポイント低下し、通年でも過去最低を更新する可能性が大きくなりました。納付率が前年度を下回るのは4年連続です。
納付率が低下している理由として考えられるのは、不況によって勤めていた企業を解雇され、国民年金に加入したものの保険料が払えないケースが増えていること、年金制度に対する不信感から支払いを拒否するケースが多いことなどが考えられると言います。
厚生労働省は、納付率低下の原因を究明した上で、徴収体制強化などの対策を講じる考えです。