[判例]長時間労働等が原因で介護施設長自殺 労災認定
秋田市内の介護施設の施設長をしていた20代の男性の自殺を、秋田労働基準監督署が18日、「長時間労働などが原因」として労働災害に認定したことがわかりました。
男性側の弁護士によりますと、男性は介護の職場経験があまり十分ではなかったにもかかわらず、役員の説得により施設長に就任、その後は1ヶ月100時間に及ぶ時間外労働をする日が1年近く続いたとされています。また、施設における多額の損失が市の監査で明らかとなり、管理者としての責任に問われて不安や不眠が続いたことでうつ病を発症、2008年3月に自殺しました。翌年3月には男性の遺族が労災を申請しています。
同署は「個別案件については一切話せない」としています。